今夏の営業を1日に終えた逗子海水浴場(神奈川県逗子市)の客は約41万7千人で、昨年比約43%(約31万5千人)も減り、ここ10年では最も大きく落ち込んだことが分かった。平井竜一市長が2日の記者会見で明らかにした。 平井市長は「7月半ばに海の家近くで殺傷事件が起きたことや、海の家の『クラブ化』による風紀の乱れなどが影響したのではないか」と話し、海の家に対する規制の条例化を進めていく考えを改めて強調した。 昨年31件だった海水浴場に関する苦情が今年は103件に急増。海の家が流す音楽の音量や海水浴客のマナーに対するものが多かったという。こうした苦情などを受け市は20件の指導と6件の警告を行い、うち2軒の海の家を3日間の営業停止にしたという。 平井市長は「今年の検証をしっかり行い、ファミリービーチを取り戻すために全力で取り組んでいきたい」と話した。朝日新聞社
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